社会福祉学
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論文
都市部における民生委員のバーンアウトの構造と規定要因――高齢者への訪問活動に焦点をあてて――
岸本 尚大, 和気 純子
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2020 年 61 巻 2 号 p. 90-103

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抄録

民生委員は地域福祉の重要な推進者であるが,近年負担感の増大が懸念されている.本研究は,高齢者への訪問活動に焦点を当て,民生委員のバーンアウトの構造と規定要因を実証的に明らかにすることを目的とした.方法としては都市部A区の全民生委員を対象に質問紙調査を実施し,仮説モデルをもとに定量的な分析を行った.その結果,バーンアウト全体を最終的な目的変数とした場合,「訪問活動におけるストレス経験」に影響を及ぼす基本属性は「年齢」「経験年数」「世帯構成(ひとり暮らし)」であった.また,バーンアウト全体に直接的に影響を及ぼす基本属性は「引き受けた動機」のみであった.さらに,バーンアウト概念を構成する各3次元とストレス経験因子との関連については「情緒的消耗感」と「脱人格化」には「協力依頼の量的負荷による困難」「個別対応における困難」,「個人的達成感」には「知識・研修不足による困難」からの影響が明らかになった.

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© 2020 一般社団法人 日本社会福祉学会
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