交通事故発生件数は年々減少傾向にあるが、生活道路の交通事故の減少幅は幹線道路と比較して小さくなっており、生活道路の事故発生件数の削減に向けて、交通事故リスクの高い交差点の予測は重要な課題となっている。そこで本研究では、近年発展を遂げている画像認識 AI(CNN)によるモデルを構築し、交通事故発生交差点を予測することが可能かその適用可能性を検討するとともに、交差点画像の最適な条件を明らかにすることを目的とした。モデルを実装し評価を行った結果、画像認識 AI は交通事故の予測に十分適用可能であり、その画像に関しては解像度「1,280×960px」、空色「編集無し」、交差点からの距離「10m」が最適であることが明らかになった。さらに、画像内に映り込んでいる彩度の高い建物の存在が画像認識 AI の認識に大きく影響していることも示された。