2025 年 11 巻 2 号 p. A_92-A_99
現在、高速道路における渋滞対策として走光型視線誘導システム(以下、PML)が運用されているが、PML が車両の追従挙動に及ぼす微視的な研究は依然として少ない。そこで、本研究では、全車両走行軌跡データと PML 運用履歴データを使用し、PML 点灯時の相対速度変動特性および追従モデルパラメータの定量評価を行った。その結果、渋滞区間において PML が車両より 0~5km/h 高い速度で点灯する場合に、先行車両との速度差が小さくなり、車間距離に応じた適切な速度調整をすることが確認できた。また、ボトルネックより下流側では、PML と車両の速度差による追従挙動の違いは確認できなかった。このことから、PML は渋滞区間において車両の速度より少し高い速度で点灯することで、先行車両の加減速に応じた適切な速度調整に寄与することが示唆された。