2018 年 4 巻 1 号 p. A_246-A_251
道路ネットワークにおける事故の起こりやすさ(以下,”事故リスク”)を把握し,空間的・時間的に事故リスクの高い経路から低い経路への交通シフトを促す交通事故リスクマネジメントを実施することで事故件数の削減が可能であると考えられる.しかしながら,感知器等による交通流データ取得の問題から,高速道路や幹線道路における事故リスクは算定可能であるものの特定の生活道路における事故リスク算定は困難であった.本研究では,近年普及しつつある ETC2.0 データを拡大し,生活道路の車両走行台キロを推定する手法を考案する.さらに,松山都市圏の実道路ネットワークを対象に,同手法により推定された車両走行台キロに基づき生活道路の事故リスクを分析する.その結果,道路幅員の狭い道路に於いて事故リスクが高くなるとの結果が得られた.