大型車の乗用車換算係数(PCE)は,大型車の車両性能の向上等に伴い見直しの必要性が指摘されて いる.さらにわが国の幹線道路ネットワークは概成しつつあり,今後は道路の交通機能が分化され大型車のトリップ特性も変化することが想定される.そこで本研究は,大型車が交通容量に与える影響と道路階層および交通特性との関係を実観測データにより明らかにするとともに PCE の特徴を分析した. その結果,道路階層によって異なる PCE が得られ,この違いはセミトレーラ連結車など車長の違いが大きく影響していることが明らかになった.また,PCE は規定値の 1.7 よりも小さい値となった.この理由として大型車の車両性能の向上だけでなく乗用車の車尾時間の増加が影響している可能性が示唆された.さらに道路階層と交通特性を踏まえた PCE の表現方法を考察した.