2019 年 5 巻 2 号 p. A_64-A_72
「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」が制定され、自転車走行環境は車道を基本として整備が行われている。中でも自転車専用通行帯が整備されることが多くなっているが、自転車専用通行帯は自転車道とは異なり工作物等による物理的な分離が自転車交通と自動車交通の間に存在しないこともあり、これまで以上に両交通はお互いに影響を及ぼし合いながら走行することになる。そこで本研究では、車道上を走行する自転車が自動車交通に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、実走行空間と仮想空間における走行実験を行った。自転車追い越し時の自動車速度と離隔距離への影響について分析を進め、追い越しに関わる挙動の特徴やその追い越し挙動に影響を及ぼす要因について明らかにした。