2021 年 7 巻 4 号 p. A_47-A_54
近年では交通事故削減のための施策として、交通事故リスクの情報提供による安全性の高い経路への誘導が提案されている。これまでの研究から事故遭遇リスクの提供は経路選択行動へ影響を及ぼす可能性が高いが、事故発生リスクの場合は経路選択行動に影響を及ぼすとは言えないという研究成果が得られている。そこで、本研究では交通事故リスクが比較的高い冬期の交通を想定し、降積雪情報と交通事故リスク情報の両方を提供した場合の経路選択行動について明らかにすることを目的として、新潟都市圏に居住または職場があるドライバーを対象にWebアンケート調査を実施した。その結果、降積雪を考慮した場合も事故遭遇リスク情報を提供した場合は経路選択行動に影響を及ぼすことが確認できたが、事故発生リスクの場合は影響を及ぼすことが確認できなかった。