駅前広場内の各空間の面積算定は,利用者数に応じた環境空間の考え方が用いられてきたが,近年では特に歩行空間としての機能的な質の向上を図ることが重んじられ,多様な機能が求められている.本研究では駅前広場の屋根に着目し,東京周辺の 81 の駅前広場を対象に,評価指標の定義と広場形態及び屋根形態から要因分析を行った.また屋根配置のデータを用いてクラスター分析を行い,駅前広場タイプ別に屋根の繋がり等の整備水準を評価した.その結果,小規模な駅前広場では駅舎側に機能を集約し効率的な整備とすること,大規模な駅前広場ではロータリー周縁の屋根・商業施設の庇下空間を活用し,屋根の繋がりや滞留空間を効率的に創出することが重要であることを示した.