主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 14-19
効果的な交通事故対策のためには,定量的根拠に基づく施策の立案が必要である.本研究では,交通事故リスク予測モデルを構築し,施策効果の定量的な把握を目的とする.実証分析において,鳥取県鳥取市中心部を対象に,顕在的危険を表す交通事故発生箇所データと潜在的危険を表す自動車の急減速発生箇所データを用いて交通事故リスクを定義する.そのうえで,ニューラルネットワークを用いて,交通事故リスクに道路周辺環境が与える複合的な影響をモデル化する.そして,構築したモデルにより,交通事故リスク低減に対するゾーン 30 設置効果を定量化する.分析の結果,交通事故リスクが高い小学校周辺地区における顕著な効果が明らかとなり,児童の登下校時の安全性向上に資する施策としてのゾーン 30 の有効性を定量的に把握できた.