脳卒中
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総頚動脈結紮後に増大した巨大脳動脈瘤の1例
甄 維寧久山 秀幸西野 繁樹白川 武志西本 詮
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1991 年 13 巻 2 号 p. 132-138

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抄録
内頚動脈に発生した巨大脳動脈瘤に対し総頚動脈の結紮術を行ったにもかかわらず, 6年4ヵ月後のCTと脳血管写で動脈瘤が著明に増大した症例を経験した.症例は64歳女性で, 右眼の視力障害を主訴とし昭和54年当科に入院した.神経学的には右視神経乳頭の萎縮を認め, 脳血管写で, 右内頚動脈のC1部にneckを有する石灰化を伴った巨大脳動脈瘤を認めた.直達手術は困難と考え, 右総頚動脈結紮術を施行した.術後視力はやや改善したが, 昭和59年より記銘力障害をきたすようになり昭和60年当科に再入院した.CTでは動脈瘤の著明な増大を認め, 脳血管写では, 右椎骨動脈から筋肉枝を介して右後頭動脈, 外頚動脈, 内頚動脈の順に造影され, 動脈瘤の内腔がserpentine channelとして造影された.総頚動脈結紮後は長期にわたるCT follow-upが必要で, 動脈瘤内の血栓化が不十分である例には内頚動脈の結紮またはtrappingを考慮すべきであると考えられた.
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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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