日本血管外科学会雑誌
Online ISSN : 1881-767X
Print ISSN : 0918-6778
症例
腓腹動脈バイパス術の1例
山本 清人杉本 昌之児玉 章夫成田 裕司小林 昌義古森 公浩
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2010 年 19 巻 4 号 p. 557-560

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抄録
左足背が壊死した75歳男性に腓腹動脈へのバイパス術を施行した.血管造影では,左外腸骨動脈,総大腿動脈,浅大腿動脈,大腿深動脈起始部,膝窩動脈,下腿3動脈は閉塞し,後脛骨動脈が下腿末梢部でかすかに開存していた.術式は,右大腿-左腓腹動脈-後脛骨動脈バイパスを予定した.手術時,後脛骨動脈は切開時内腔から血流が認められなかったため後脛骨動脈へのバイパスは断念し,自家静脈を用いて右大腿-左腓腹動脈バイパス術を施行した.術後下腿切断を要したが,腓腹動脈バイパスにより大腿切断を免れ膝関節を温存することができたと考えられる症例を報告する.
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