日本水処理生物学会誌
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新規アクリル繊維性担体を活用する上向流カラムリアクタによるAnammox処理特性
喬 森成 英俊劉 志軍川越 保徳藤本 綾小山 登一郎古川 憲治
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2007 年 43 巻 1 号 p. 31-41

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抄録
本研究では、新規アクリル繊維性担体(ABC)を活用する上向流カラムリアクタを用いて、Anammox処理特性を考察した。アクリル繊維性担体はAnammox菌を効果的に付着固定化することができた。リアクタ下部で担体に付着固定化された汚泥量は平均で1個当たり0.14 g-TSSだった。T-N容積負荷量2.0 kg-TN/m3/dにおいて、窒素除去率73%を達成でき、沈殿池のない処理システムで窒素を効率的に除去できることが明らかになった。さらに、リアクタの温度を下げた状態においても、Anammox活性はそれほど低下しなかった。リアクタの温度を33℃から26.2℃に下げたとき、亜硝酸性窒素の除去率は94%から89%に若干低下した。走査電子顕微鏡の写真より、ABCに付着固定化したAnammox汚泥は密集した塊状になっていることが明らかになった。16S rDNAの結果から、ABCに付着したAnammox汚泥からKSU-1とKOLL2aの二種類のAnammox菌が検出された。
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© 2007 日本水処理生物学会
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