抄録
Chlamydia psittaci由来株の主要外膜蛋白質(MOMP)に対する単クローン性抗体を作製し, C. psittaci鳥類由来株の免疫化学的解析ならびに型別を行った. MOMPに対する17単クローン性抗体に対しC. psittaci, C. pneumoniae および C. trachomatis112株は19反応パターンを示した. セキセイインコ由来株とハト由来株では反応パターンが異なり, また, 同一宿主由来であっても様々な反応パターンを示した. 同時に海外の鳥類及び哺乳動物由来株は国内の鳥類由来株と免疫学的に大きく異なることが示唆された. MOMPに対する単クローン性抗体は鳥類の C. psittaciの疫学及び生態学的研究に有用であると考えられる.