抄録
オーエスキー病ウイルス(PrV)に対するモノクローナル抗体のうち, モルモット補体の非存在下で高いウイルス中和活性をもつ2種類のモノクロナール抗体は, 免疫沈降によりいずれもウイルス糖蛋白であるgp50を沈降した. この2種類のモノクロナール抗体は, 競合結合試験によって異なるエピトープを認識することが明らかにされた. これらのモノクローナル抗体は, ウエスタンブロッティング後では反応性を欠いたことから, gP50上の補佐非要求性中和エピトープは糖蛋白の立体構造によって決定されていることが示唆された.