化学と教育
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講座:光と色と物質
クロミズム
—外部刺激で物質の色が変わる現象—
横山 泰
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2017 年 65 巻 8 号 p. 400-403

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抄録

クロミズムとは,外部刺激によって色が可逆的に変化する現象のことである。外部刺激には,光,熱,媒体の極性,電子の授受,外力,pH変化,等があり,これらによって引き起こされるクロミズムはそれぞれ,フォトクロミズム,サーモクロミズム,ソルバトクロミズム,エレクトロクロミズム,メカノクロミズム,アシドクロミズム,と呼ばれる。本稿ではこれらについて概観した後,フォトクロミズムについて少し詳しく述べる。フォトクロミズムには光照射で生じる異性体が不安定で,光照射を止めると元に戻るT-typeの化合物と,2種類の光の照射のみによって2つの異性体の間を往復するP-typeの化合物がある。P-typeのフォトクロミズムについて,主に著者らの研究を題材に,いかにフォトクロミズムが興味深い現象であるかを紹介する。

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© 2017 公益社団法人 日本化学会
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