2018 年 60 巻 p. 55-59
大阪府内の半促成ナス栽培を行う現地施設において,天敵温存植物・スイートアリッサムのナス株間への植栽と代替餌・アルテミア耐久卵を麻ひもに付着させた資材のナス株上への設置を行った条件で,飛ばないナミテントウ2および3齢幼虫の3回放飼とコレマンアブラバチ成虫の2回放飼を実施し,約3か月(4月下旬~7月下旬)にわたりアブラムシ類の密度の推移を調査した。無処理との比較はできなかったが,アブラムシ類(モモアカアブラムシ主体)は試験期間を通じて低密度に維持され,これら天敵2種および温存植物と代替餌を組み合わせた防除体系によるアブラムシ密度の長期抑制が示唆された。