抄録
onlay型RSAにおいて上腕骨lateralizationおよびdistalizationと臨床成績を男女で比較した.対象は男性が15肩,女性が18肩であった.単純X線を用いて,LSA(lateralization shoulder angle)とDSA(distalization shoulder angle)を計測した.評価項目は,術前および最終観察時の自動可動域,JOA score,Constant Score,Sh36とした.LSAは有意に女性が大きく,DSAは男女差はみられなかった.最終観察時の自動屈曲角度は男女差はない一方で,自動外転角度は女性が有意に小さかった.Constant Score,Sh36は術後有意に男性が高値であった.onlay型RSAにおいて体格の小さな女性では外転角度が低下しないために,過度な上腕骨外側化に注意を払うべきである.