日本健康教育学会誌
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実践報告
思春期・青年期の国体出場レベルの競技選手における栄養教育の目標設定に活用できる質問票の検証—主食・主菜・副菜のそろった食事と学習要因の関連—
中﨑 衣美 高畠 朋子稲山 貴代勝木 保夫
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2024 年 32 巻 4 号 p. 265-273

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抄録

目的:国体出場レベルの競技選手に対する強化事業において実施してきた栄養・食生活質問票の改善のため,主食・主菜・副菜のそろった食行動と関連する学習要因を確認し,栄養教育における目標と評価の指標として活用できる質問項目を検証することを目的とした.

活動内容:対象は,2016~2020年に強化指定され初めて質問紙調査を受けた181名(14~18歳147名,19~28歳34名)とした.解析項目は,属性,健康状態,健康行動,主食・主菜・副菜の摂取頻度,食行動,学習要因,環境要因(属性を除く23項目)とした.主食・主菜・副菜のそろった食事を従属変数とし,学習要因(結果期待:OE, 自己効力感:SE)および環境要因との関連を二項ロジスティック回帰分析で検討した.

活動評価:主食・主菜・副菜をそろえた食事が1日2回以上の者は107人(59.1%)であった.この食行動と有意な関連を示したのは「主食(米)をしっかり食べること」「主食・主菜・副菜のそろった食事を毎食摂ること」「副菜を毎食食べること」のOEとSEであった.対象者の回答分布に偏りのある項目や,関連のみられなかった項目を除き,質問票の質問項目を8項目に絞ることができた.

今後の課題:食行動と関連する学習要因を明確にすることで,続く栄養教育の目標と評価につながる質問票となった.今後,実用性と栄養教育における有用性について検証が必要である.

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