抄録
日本大学量子科学研究所電子線利用研究施設(LEBRA)は125MeVの線形加速器(LINAC)で生み出される電子線を利用した自由電子レーザー(FEL)とパラメトリックX線(PXR)の開発応用研究の拠点として学術フロンティア推進事業に選定され、整備されてきた。PXRはその性質上、横軸方向にわずかな波長分散が含まれる。このほどLEBRAでPXRの照射に成功したことを受けて、実際にいくつかの材料で試した結果、XAFSを捉えることができたと考えられる。LEBRA-PXRを利用したXAFSの利点は、2次元型のX線検出器を用いることで直接にX線吸収像を撮影可能であるという、装置構成の単純な点にある。