2017 年 42 巻 p. 31-36
2015年度と2016年度の2年間,小学6年生を対象に,Moodleとタブレット端末を活用した発信・交流をとり入れた授業実践をおこなった。授業実践後,質問紙による調査をおこなったところ,Moodleとタブレット端末を活用した発信・交流は,従来の挙手・発言による発信・交流よりも,児童の緊張が少ないことがわかった。この発信・交流方法は,授業時間内に児童全員の意見の発信を保障することができ,発信・交流内容が文字記録として残る。児童がそのことを自分たちにとってメリットだと感じていることも明らかになった。