Medical Imaging Technology
特集/認知症における画像モダリティ最前線
安静時機能結合MRI
花川 隆
著者情報
ジャーナル 認証あり

34 巻 (2016) 1 号 p. 13-17

詳細
PDFをダウンロード (1413K) 発行機関連絡先
抄録

安静時機能結合MRI(resting-stage functional connectivity MRI)は,安静時に機能ネットワークに生じる自発脳活動の相関を指標とし,脳機能結合の状態を評価するMRI技術である.時間的に相関する安静時BOLD信号の変動を示す脳領域のセットは安静時機能結合ネットワークとよばれる.安静時機能結合ネットワークのうち,特に内側前頭前野,後部帯状回と楔前部,側頭頭頂結合部および海馬が構成するネットワークは,安静時にもっとも高い活動を示すデフォルトモードネットワーク(DMN)として知られる.アルツハイマー型認知症ではDMNに機能結合の異常があり,さらに認知症の前段階と考えられる各種病態でもDMNに異常があることが示されており,認知症の早期診断バイオマーカーの測定手法として,安静時機能結合MRIに対する期待が高まっている.

著者関連情報
© 2016 日本医用画像工学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top