理学療法の歩み
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特別寄稿
スポーツ分野における理学療法士の予防的な関わり
―スポーツ傷害と向き合う上で考えておきたいこと―
田中 直樹
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2021 年 32 巻 1 号 p. 17-23

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抄録

本邦での国民のスポーツに対する意識が向上しているなかで,同時にスポーツ傷害についての研究も進んでいる。また,近年スポーツ傷害について一次予防についての報告が多くなり,理学療法士の研究活動がスポーツ現場に直接貢献し始めている。予防については,傷害発生の要因を把握することが重要であるがスポーツ傷害は選手の内的要因のみで発生するのではなく,選手の心理社会的側面や行動学的側面を含めた分析が必要である。「スポーツ傷害の基本サイクル」を理解し活用することで,整理された情報のもとで傷害発生を捉えることができる。再発予防という観点では傷害発生の原因動作に着目したトレーニングが重要であるが,段階的復帰の基準は明確にしておく必要がある。特に再発予防の設定は再発を繰り返しやすい障害において非常に重要である。本稿では,スポーツ傷害の発生要因と予防の基本的な考え方を述べた後に,今後スポーツ活動のサポートを望む理学療法士がおさえておくべき注意点やポイントをまとめた。

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© 2021 宮城県理学療法士会
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