Papers in Meteorology and Geophysics
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原著論文
降水のpHについて
金沢 照子猿橋 勝子三宅 泰雄
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1984 年 35 巻 3 号 p. 103-107

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抄録
 降水のpH値を東京で995試料 (1973-1980)、筑波で736試料 (1980-1984) ついて測定した。両地点の全期間を通じてのpH値の荷重平均値は、東京も筑波も4.5であった。降水中の水素イオン濃度は対数正規分布をしていることが分った。pH4以下の酸性雨の出現率は東京で26%、筑波で10%であり、降水量ではそれぞれ7.0%と4.3%であった。東京での長期にわたるpH値の一定性は、硝酸等に対する炭酸カルシウム懸濁物等の緩衝作用によるものと考えられる。
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© 1984 気象庁気象研究所
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