日本きのこ学会誌
Online ISSN : 2432-7069
Print ISSN : 1348-7388
Pholiota microspora における,二つ目のグルコアミラーゼ遺伝子の性質と発現
朱 刚万 佳宁林 未来霜村 典宏山口 武視会見 忠則
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 24 巻 2 号 p. 77-84

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抄録
腐生性きのこであるナメコPholiota microspora のグルコアミラーゼ1 遺伝子(PnGlu1)は,以前,同定されその性質が調べられた.本研究では,2 つ目の全長1719 bp で,573アミノ酸をコードしたグルコアミラーゼ遺伝子(PnGlu2)をナメコゲノム中から同定した.PnGlu1PnGlu2 は,70% のアミノ酸の同一性を示した.転写解析を行ったところ,異なる炭素源を加えた最少培地中でのPnGlu1 and PnGlu2 の発現は,鋸屑培地中での発現量よりとても少なかった.鋸屑培地中では,PnGlu1 の転写レベルは菌糸体で高く,PnGlu2 の転写量は子実体原基や子実体で高かった.これらのデータは,2 つのグルコアミラーゼ遺伝子PnGlu1及び PnGlu2 は,菌糸体増殖と子実体発生の様にそれぞれの発達段階において発現する様,異なった制御をされているものと推察された.
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2016 日本きのこ学会
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