抄録
電子スピン共鳴分光法により様々なpH および加熱条件下における4 種類のきのこヒドロキシルとスーパーオキシドラジカル捕捉活性を調べた.きのこのラジカル捕捉活性はpH 条件により変化した.G. gargal が最も高いヒドロキシルラジカル捕捉活性を示した.またヒロドキシルラジカル捕捉活性は加熱により増加した.一方,スーパーオキシドラジカル捕捉活性は0.1 M 酢酸緩衝液(pH 6.0)または蒸留水で抽出した抽出液が高い傾向を示した.そのラジカル捕捉活性は加熱により減少した.ヒドロキシルラジカル捕捉活性とスーパーオキシドラジカル捕捉活性の間に相関は見られなかった.これらの結果から,きのこには様々なラジカル捕捉物質を含有することが示唆された.