日本きのこ学会誌
Online ISSN : 2432-7069
Print ISSN : 1348-7388
きのこが産生する生体機能性物質に関する研究
河岸 洋和
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2017 年 25 巻 4 号 p. 122-128

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抄録
きのこに関する天然物化学的・食品科学的・生化学的関する研究を行い,以下のような成果をあげた. 1. ヤマブシタケとブナハリタケから認知症に効果があると考えられる物質を発見した.ヤマブシタケに関しては,筆者らの研究が契機となり,臨床試験が行われ,認知症に対する改善効果が見出された. 2. ヤマブシタケとハラビラタケから,抗MRSA物質を見出した. 3. ヒアルロナン分解制御物質をケショウシメジとシロヌメリイグチから得た. 4. カキシメジとドクヤマドリの胃腸毒物質を明らかにした. 5. ホテイシメジの悪酔い毒物質を明らかにした. 6. レクチンに関する研究として,ヒラタケから摂食抑制活性を有するレクチンを, ヤマブシタケからは動物以外からは初めてシアル酸と特異的に結合するレクチンを,オオシロカラカサタケからは,シアル酸のうちN-グリコリルノイラミン酸のみに結合するレクチンを発見した.
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2017 日本きのこ学会
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