筑波大学 数理物質系
2022 年 24 巻 4 号 p. 220-224
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タンパク質は水溶液中で多様な状態を形成できる.タンパク質の立体構造は,今では人工知能を使えばほぼ完全に予測できるようになってきたが,タンパク質は凝集体やゲル,液-液相分離によるドロプレット,アミロイドなどの多様な状態を形成する.はたして,ゆで卵のような身近な現象がいずれはシミュレーションできるようになるのだろうか? 本稿では,タンパク質の溶液状態に関する実験科学の現状を紹介してみたい.
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