日本内科学会雑誌
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今月の症例
一卵性双生児に発症した腸管Behçet病の兄弟例
渡邉 隆萱嶋 善行久能 宣昭冨岡 禎隆石橋 英樹阿部 光市池田 憲治二村 聡青柳 邦彦向坂 彰太郎
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2014 年 103 巻 7 号 p. 1702-1705

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抄録

症例は19歳,一卵性双生児の兄弟.兄弟ともに幼少期より繰り返す口内炎を認めていた.弟に腹痛症状が出現し,下部消化管内視鏡検査にて回盲部に巨大な打ち抜き潰瘍を認めた.また,HLA-B51が陽性であり,腸管Behçet病と診断した.兄は口内炎以外に症状は認めなかったが,内視鏡検査にて回盲部病変を認めた.Behçet病の発症には遺伝的素因の関与も考えられ,一卵性双生児の症例では他方に症状が乏しい場合でもBehçet病の検索を行うことが重要である.

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© 2014 一般社団法人 日本内科学会
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