浜松医科大学内科学第三講座循環器内科
埼玉医科大学臨床検査医学
2023 年 112 巻 6 号 p. 1012-1019
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61歳,男性.38歳までブラジル在住.心電図は心室内伝導障害を認め,心エコーは局所壁運動低下を認めた.心臓MRIは遅延造影を認め,心サルコイドーシスを疑ったが確定診断に至らなかった.南米出身のためシャーガス病を疑ったところ,抗Trypanosoma cruzi抗体陽性であり,シャーガス病と診断した.シャーガス病は日本人には稀な疾患だが,中南米等の流行地域在住歴がある場合は念頭に置くことが大切である.
日本内科学会会誌
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