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エポキシ-ジシアンジアミド硬化系における尿素誘導体による促進効果
須藤 篤木村 美華劉 向東遠藤 剛
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2009 年 30 巻 6 号 p. 304-311

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抄録
種々のアミンとイソシアナートから一連の尿素誘導体を合成し,これをエポキシ-ジシアンジアミド硬化系に添加した際の促進効果とそれに対する置換基の影響を詳細に検討した。その結果,イソシアナートに由来する部位は促進効果にほとんど影響がなく,アミンに由来する部位のかさ高さが低いほど促進効果が高いことが明らかになった。このことから,硬化系中においてまず尿素誘導体が熱解離することでアミンが生成し,その立体的なかさ高さが低い場合に速やかにエポキシと反応することで大きな促進効果をもたらすことが示唆された。特に環状アミンから合成した尿素誘導体は顕著な促進効果を示し,そのコンパクトな形状が有利に働くことが明らかになった。
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© 2009 合成樹脂工業協会
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