人間ドック (Ningen Dock)
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原著
特定保健指導効果と四肢骨格筋量変化の関連性についての検討
近藤 圭一郎, 吉川 三菜美, 犬童 直美, 藤井 廉, 生松 泰典, 田邊 恵, 大町 春菜, 中島 好子
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2020 年 34 巻 5 号 p. 702-709

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抄録

目的:体組成分析を用いて特定保健指導が骨格筋量に与える影響を検討した.

方法:特定保健指導該当者で初回面接時と指導効果判定時に体組成分析を評価できた45人の保健指導効果と四肢骨格筋指数(SMI)変化の関係を検討した.保健指導は食事摂取制限,有酸素運動,禁煙を行ない,保健指導後3ヵ月以上経過して体重3kgないし5%以上または腹囲3cm以上減少したものを改善群,目標達成しなかったが改善したものを一部改善群,保健指導後に数値が不変または増悪したものを不変増悪群とし,指導後SMIと指導前SMIの差を指導前SMIで除した数値をSMI変動率(%)とし,3群間のSMI変動率を比較した.

結果:改善群16例,一部改善群22例,不変増悪群7例で,指導前の体重,腹囲,BMIは改善群が他の2群より大きく,指導前体重で改善群と一部改善群の間に差が認められた.全体でのSMIは指導前8.26±0.74kg/m2,指導後8.18±0.71kg/m2で差がなかった.SMI変動率は改善群(n=16),–1.84±2.46%,一部改善群(n=22),–0.38±2.14%,不変増悪群(n=7),0.76±1.29%で,改善群と不変増悪群の間に有意差を認めた(p<0.05).また,体重変化量,体重変化率,腹囲変化量とSMI変動率の間にいずれも正の相関がみられた(それぞれp<0.05,p<0.05,p<0.05).

結論:摂取カロリー制限と有酸素運動による特定保健指導で改善する群の方が四肢骨格筋量も減少する可能性があるかもしれない.

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© 2020 公益社団法人 日本人間ドック学会
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