慶応義塾大学医学部皮膚科教室
1982 年 44 巻 1 号 p. 37-40
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
53才男子, 40才男子の毛孔性紅色粃糠疹2例に対しaromatic retinoid (Ro 10-9359)を使用した結果を報告した。第1例では副作用のため中止, 第2例は著効をみた。Aromatic retinoidは難治である毛孔性紅色粃糠疹に応用してみるべき薬剤ではあるが, 自験例にみられるように肝機能異常をはじめとする副作用があり, 使用に際しての慎重な観察の必要性を強調した。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら