Neurologia medico-chirurgica
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Effect of Adenoviral-mediated Thymidine Kinase Transduction and Ganciclovir Therapy on Tumor-associated Endothelial Cells
田中 俊英
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1997 年 37 巻 10 号 p. 730-738

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抄録
Ad.CMV-LacZを9Lラットグリオーマ細胞と牛大動脈内皮細胞(BAEC)に導入し,beta-galactosidaseを定量しその発現効率を比較し又,Ad.CMV-tk導入後の9LとBAECの殺細胞効果を比較検討した.9L細胞に比べBAECのGCVに対する感受性は約10倍だった.またbystander effectに関してもAd.CMV-tk導入のBAECとwild typeの9Lの比を1:9にした条件で70%の殺細胞効果を認めた.ラットの脳内に移植した9L細胞にAd.CMV-tkを導入し,GCV投与後,48時間後に組織学的検索したところ腫瘍血管内皮細胞のアポトーシスが認められた.以上のことから血管内皮細胞,血管新生をターゲットした遺伝子治療の可能性が示唆された.
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© The Japan Neurosurgical Society
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