抄録
虚血中に発生するharmful metabolitesをwash outすることによりreperfusion後の虚血障害を軽減しうるかどうかを検討した。ラット中大脳動脈一過性虚血30分期間中に同時に逆行性に脳静脈より(B)生理食塩水(22-24°C)または(C)抗酸化剤LY231617を灌流させた群、(A)何も治療を施さなかった群の3群で比較した。すべて30分後に治療も中止し中大脳動脈は再開通させた。その7日後に、アポモルフィンによる回転運動を観察した後、calcineurinによる免疫染色を行い神経細胞障害を観察した。アポモルフィンによるrotational behaviorは、虚血病側への回転数がB群、C群でA群に比し有意の差をもって減少した。calcineurinによる免疫染色での線条体背外側部の梗塞面積の検討でもB群、C群は、A群に比し有意の差をもってその梗塞巣が減少した。