抄録
後腹側淡蒼球手術(PVP)を行ったパーキンソン病8例にて脳内視覚誘発電位(VEPs)による視索の同定、淡蒼球内節(GPi)部位の設定を行った。VEPsはターゲットより1-2mmより記録され5-6mm下方にて最大振幅を呈した。記録される範囲は正中より14-26mm、幅は4-8mmでありその中心を通るtrajectoryにて最大振幅が得られた。以上より視索はターゲット下方5-6mmに位置し、その幅は4-8mmであると考えられた。GPiの手術部位は解剖学的に視索上方5mm、視索中心より外側2mmに設定され、術後MRIにて視索の外側上部のGPi内に手術部位を確認することができた。VEP記録は簡便にGPi内の手術部位設定を可能とする優れた方法である。