Neurologia medico-chirurgica
Online ISSN : 1349-8029
Print ISSN : 0470-8105
ISSN-L : 0470-8105
Facial Spasm and Paroxysmal Tinnitus Associated with an Arachnoid Cyst of the Cerebellopontine Angle —Case Report—
高野 晋吾Tooru MARUNOShizuo SHIRAITadao NOSE
著者情報
ジャーナル フリー

1998 年 38 巻 2 号 p. 100-103

詳細
抄録
症例は59歳の女性。3年来の左顔面痙撃と耳鳴を主訴に来院した。MRIでは左小脳橋角部にクモ膜嚢胞を認め、嚢胞により左前下小脳動脈の正中部への偏位を認めた。左後頭下開頭によりクモ膜嚢胞の開放および第7、8神経と前下小脳動脈の神経血管減圧術を施行し、顔面痙撃および耳鳴は消失した。顔面痙撃の原因として小脳橋角部のクモ膜嚢胞の報告は稀であるが、嚢胞により第7神経と前小脳動脈が偏位することにより、間接的に第7神経が圧迫を受けることが原因で、嚢胞の開放に加えて神経血管減圧が症状の消失には重要であると考えられた。
著者関連情報
© The Japan Neurosurgical Society
前の記事 次の記事
feedback
Top