日本食品科学工学会誌
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研究ノート
高血圧自然発症ラットにおけるモリンガ葉水抽出物の抗高血圧作用
梶原 良中津 沙弥香塩野 忠彦柴田 賢哉石原 理子坂本 宏司武藤 徳男
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ジャーナル オープンアクセス

2008 年 55 巻 4 号 p. 183-185

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抄録
高血圧自然発症ラット(SHR)にモリンガ葉の10倍水抽出物を強制経口投与し,血圧上昇抑制効果について検討を行った.その結果,単回投与試験では血圧の有意な低下は認められなかったが,長期投与試験では,投与後25日目以降有意な血圧上昇抑制作用が認められた.また,モリンガ葉は,抗高血圧作用を有するGABAを高含有していた.モリンガ葉を長期間継続的に摂取することで高血圧発症を予防できる可能性があることが示唆された.
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© 2008 日本食品科学工学会

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