日本食品科学工学会誌
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速報
安定同位体比解析による国産・豪州産・米国産牛肉の産地判別の可能性
中下 留美子鈴木 彌生子赤松 史一小原 和仁伊永 隆史
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2008 年 55 巻 4 号 p. 191-193

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抄録
日本国内で主に流通している国産,豪州産,米国産牛肉の産地判別の可能性を検討するため,炭素・窒素・酸素安定同位体比を測定した.その結果,炭素安定同位体比は,米国産牛肉(−12.6±1.0‰,平均値±標準偏差)が国産(−19.3±0.5‰)と豪州産(−22.1±1.5‰)より高い値を示し,酸素安定同位体比は,豪州産牛肉(+17.2±1.1‰)が国産(+10.4±1.0‰)および米国産(+10.8±1.1‰)より高い値を示した.以上のことから,炭素・酸素安定同位体比により国産牛肉と輸入牛肉との産地判別の可能性が示唆された.本手法はDNA解析による品種判別などと総合的に用いることにより有用な産地判別技術となりうる.
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© 2008 日本食品科学工学会

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