日本食品科学工学会誌
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研究ノート
小麦胚芽を用いたγ-アミノ酪酸の効率的製造法
瀧川 重信大笹 稿鈴木 達郎遠藤 千絵橋本 直人齋藤 勝一山内 宏昭野田 高弘
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ジャーナル オープンアクセス

2009 年 56 巻 2 号 p. 114-117

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抄録
小麦胚芽,小ブスマ,米糠をGABA合成酵素源に用い,グルタミン酸ナトリウム及びピリドキサルリン酸から高価なGABAの効率的な生成条件を調べた.次いで小麦胚芽を用いたGABA生産条件について検討した.グルタミン酸濃度とGABAの生成率の関係において,反応液中のグルタミン酸濃度を100g/lまで増加させてもGABAの生成率は4時間の反応で95%以上得られた.酵素反応条件は,pH 5.6~5.8,温度40℃,反応時間4時間がそれぞれ最適であった.
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© 2009 日本食品科学工学会

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