日本食品科学工学会誌
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研究ノート
ミニカボチャの貯蔵中におけるカロテノイド色素の変化
渡辺 慶一木内 和哉土屋 正邦立石 亮井上 弘明
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2014 年 61 巻 8 号 p. 367-370

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抄録

ミニカボチャの貯蔵中におけるカロテノイド含量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分析した.ゼアキサンチンとルテインが,‘栗坊’,‘ほっこり姫’の両品種の収穫時の果実で主要なカロテノイドであった.ルテイン含量は両品種で最も高く,次いで,ゼアキサンチン,β-カロテン,ビオラキサンチン,アンテラキサンチン,ネオキサンチン,α-カロテンの順で蓄積がみられた.これらカロテノイド含量および糖度は,‘栗坊’では収穫後3ヶ月間増大し,その後減少した.‘ほっこり姫’では収穫後1ヶ月まで増加したが,2ヶ月後には減少した.

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© 2014 日本食品科学工学会
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