日本食品科学工学会誌
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可溶性カキタンニンがうどんの品質に及ぼす影響
鶴永 陽子福島 梨加南山 涼香三島 晶太高橋 哲也吉野 勝美
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2015 年 62 巻 6 号 p. 282-289

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抄録

本実験により,うどん製造時に,脱渋処理をしていない渋柿搾汁液や渋ペーストを添加すると,物性では麺帯の弾性や硬さが増すとともにもろくなり,色は赤味をおびるとともに暗い色調になることがわかった.また,渋柿搾汁液や渋ペースト自体は非常に強い渋味を呈するが,うどんに加工することで,渋味が消失することが明らかとなった.

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© 2015 日本食品科学工学会
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