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日本食品科学工学会誌
Vol. 63 (2016) No. 5 p. 199-208

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http://doi.org/10.3136/nskkk.63.199

報文

シイタケは,これまでに様々な生理作用が報告されており,抗酸化作用についても従来のラジカル消去活性などの化学的評価手法による評価が報告されている.しかしながら,シイタケの加工品による酸化ストレス制御についての報告や抗酸化酵素誘導活性についての報告は無い.そこで本研究では,宮崎県産のシイタケおよびその加工品の抗酸化ストレス作用について,抗酸化剤応答配列(ARE)を導入したヒト肝がん細胞由来HepG2-AREルシフェラーゼレポーターアッセイ系に供し,得られた発光強度の値から抗酸化ストレス作用を評価した.その結果,シイタケは抗酸化ストレス作用を有しており,ウエスタンブロッティングの結果から,抗酸化酵素であるHO-1が誘導されることを確認した.また,乾シイタケにも抗酸化ストレス作用は残っており,加熱処理や乳酸発酵処理ではコントロールと比較して抗酸化ストレス作用が上昇する可能性が示された.

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