日本食品工業学会誌
Print ISSN : 0029-0394
そ菜のブランチング時間ならびに温度と酵素活性との関係
榊原 庄二島川 順二今関 英雄瓜谷 郁三
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1965 年 12 巻 2 号 p. 43-45

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抄録
ブランチングの効果を酵素のレベルでくわしく説明せんとして,ブランチングの条件によるペルオキシダーゼおよびアスコルビン酸オキシダーゼの活性の変化をインゲンおよび枝豆について調べてみた。その結果はつぎのとおりである。ペルオキシダーゼはアスコルビン酸オキシダーゼよりもかなり失活しにくいこと,酵素の活性(または失活の度合)はそ菜の種類により異なっていると思われること,および測定した2酵素は,いずれも処理温度が高くなるに従って急激に失活してくることなどである。
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© 社団法人 日本食品科学工学会

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