日本食品工業学会誌
Print ISSN : 0029-0394
音響特性によるリンゴの熟度非破壊測定
武田 吉弘沢路 雅夫安川 仁次郎
著者情報
ジャーナル フリー

1970 年 17 巻 8 号 p. 358-360

詳細
抄録

(1) リンゴの熟度を測定するための装置として,前報の欠点を改良した振動特性測定装置を試作した。
(2) 生育中・貯蔵中ともに,同一リンゴ(スターキング)の熟度変化を追跡した。
(3) 生育中については未熟果より適熟果になるにつれ,振動特性測定装置による熟度測定装置(振動子No.)が低くなる傾向を示した。
(4) 貯蔵中については,熟度が進む(過熟になる)につれ,振動特性測定装置による熟度測定値が低くなる傾向を示した。
(5) 大果は小果に比べ,熟度測定値が低い傾向を示した。

著者関連情報
© 社団法人 日本食品科学工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top