日本食品工業学会誌
Print ISSN : 0029-0394
タマネギよりのジ-n-プロピルジスルフィド生成量の貯蔵中における変化とγ線照射の影響
松島 巖川岸 舜朗並木 満夫
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1974 年 21 巻 8 号 p. 400-402

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抄録
6月中旬に収穫したタマネギ,泉州黄種を0, 4.2, 8.1, Kradのγ線照射をして,4℃と10℃に11月まで貯蔵し,発芽状況を観察するとともに,切片にしたときのDPDSの生成量をGLCで測定し,経時的に生成量の変化を調べた。DPDSの生成量は休眠覚醒期と考えられる時期から増大しはじめ発芽期にさらに増加する。低温で貯蔵した場合は増大の時期に遅れがみられた。γ線照射した場合は発芽抑制に伴いDPDS生成の増大も抑制される傾向が認められた。
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