日本食品工業学会誌
Print ISSN : 0029-0394
甘草根の揮発性成分の産地間差異
坂上 ハツ子伊勢 淳子草間 正義石津 嘉昭
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1992 年 39 巻 3 号 p. 257-263

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抄録

甘草根10種の揮発性成分の検索と産地間差異を比較検討し,下記の結果を得た.
(1) 甘草根10種類から初めて炭化水素6成分,アルデヒド2成分,アルコール3成分,フェノール1成分,ケトン2成分及び脂肪酸2成分を検出した.
(2) 甘草根10種に共通した主要な揮発性成分は,フェノール,炭化水素及び脂肪酸類で,それぞれ全揮発性成分量の6~18%, 32~59%, 30~56%を占めていた.

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© 社団法人 日本食品科学工学会
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