日本食品科学工学会誌
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超臨界二酸化炭素によるリコピンの抽出率に及ぼすトマト果皮の乾燥方法の影響
稲熊 隆博安本 光政古口 勝小林 猛
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1998 年 45 巻 12 号 p. 740-743

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抄録

トマト果皮からのリコピンの効率的な抽出を目的とした超臨界二酸化炭素による抽出条件,原料処理方法を検討した.リコピンの抽出条件を抽出圧力270kg/cm2,抽出温度40℃に設定した.この条件下において,原料の乾燥方法とリコピンの抽出率との関係を調査した結果,抽出率が最も高かったのはエタノール脱水であり,リコピンの抽出率は約90%であった.

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© 社団法人 日本食品科学工学会
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