オレオサイエンス
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総合論文
核内レセプターPPARファミリーの構造と機能
大隅 隆
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2001 年 1 巻 11 号 p. 1049-1056,1046

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抄録
核内レセプターPPARファミリーは, リガンドによって活性化される転写因子群である。その最初のメンバーPPARαは, 警歯類の肝臓においてペルオキシソームを増加させるという, 抗高脂血薬剤の作用を仲介する因子として見つかった。しかしその後, PPARは脂質代謝のホメオスタシスをはじめ, 炎症の調節, マクロファージの分化や機能調節など, きわめて多彩な機能を担っていると考えられるようになってきた。また糖尿病, 動脈硬化, 癌などの現代病との関連も注目され, 基礎生命科学のみならず, 医学, 薬学的観点からも活発な研究が行われている。PPARはおそらく種々の脂質代謝物をリガンドとし, 多くの組織において主として脂質代謝関連遺伝子の発現を調節していると考えられる。PPARの天然リガンドや真の機能については, 今後さらに吟味が必要であるが, その機能解明や新しいリガンドの開発によって, 疾患の治療への応用が進むことが期待される。
この論文では, PPARの構造と機能に関する研究全般について, その発見の歴史から将来の応用に至るまでを述べる。
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© 2001 公益社団法人 日本油化学会
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