オレオサイエンス
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総説
油脂栄養及び生体内酸化 (特に老化色素) に関する研究
島崎 弘幸
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2001 年 1 巻 12 号 p. 1121-1126,1111

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抄録
酸化蛍光体 (FLOP) という言葉は, 老化に伴い, 細胞内のリソソームに自家蛍光を持つ物質として沈着する老化色素 (リポフスチンおよびセロイド) の蛍光構造に関連するものであるが, 老化色素の化学構造や生成機序については未だ良く分かっていない。老化色素の生成機序を明らかにするために, in vivoおよびin vitroにおける種々の実験条件下で酸化蛍光体の生成について研究した。酸化蛍光体の生成とリソソームへの蓄積について, また脂質栄養と健康食品に関する筆者らの研究を中心に述べる。
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© 2001 公益社団法人 日本油化学会
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