オレオサイエンス
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総合論文
超臨界流体中での高効率合成反応
岸本 恭尚碇屋 隆雄
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2001 年 1 巻 4 号 p. 365-372,362

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抄録
超臨界流体は水素化, カルボニル化, 炭素-炭素結合生成および酸化などの触媒反応に対しグリーンな反応場を提供する。超臨界流体は従来の有機溶媒に代わる反応媒体となりうるばかりでなく, 超臨界流体自体のもつ特長をうまく利用すれば従来の溶媒中では達成できなかった高い反応速度, 高収率や高選択性などが達成できる。超臨界流体の中でCO2はその無害性, 安価性および容易に超臨界状態が設定できることなどのためにもっともよく使用される。CO2のような常温常圧で気体状態の物質を超臨界流体として用いれば, 反応後に脱圧力するだけで生成物を取り出すことができるため, 実質的には無溶媒反応となり分離操作の簡便化ができる。今後は超臨界流体自体のもつ性質を巧みに利用するだけでなく, 水やイオン性液体などの他の媒体との併用による多相系へ展開することによって, 合成反応の場としての超臨界流体の有効性と重要性は, 学術・技術両面において, さらに高まると考えられる。
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© 2001 公益社団法人 日本油化学会
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